妻の実家は静岡県三島市である。
訪れると、とても温かい家族にいつも癒される。
そんな中。
自分が一番癒されると思えるのはここのお風呂である。
最近のマンション・アパート等では、風呂を家の外側に作らない。
建物の中心等に持ってくるため、「窓」がない。
もちろん換気扇、冷暖房等それに代わるものはある。
しかし、自然とは一切隔離された場所となっているのである。
俺は、春夏秋冬常に何も変わらないお風呂では窮屈さを感じざる。
比較的のんびりつかりたい方だ。
風呂には窓がほしい!!
そう思っていた中で、妻の実家で初めてお風呂に入ったとき。
感動した。
そこには忘れかけていた風呂の情景があった。
ふろがまは小さい。
だがそんなことはすぐに吹き飛ぶ。
窓を開けるとそこから無限の自然の広がりが入ってきたのだ。
カエルの鳴き声・・・
コオロギの鳴き声・・・
スズムシの鳴く声・・・
風が草をサラサラ揺らす音・・・
心地よい自然のにおい・・・
想像していただけるだろうか。
そんな自分は、銭湯に行っても内風呂より露天風呂にばかり行ってしまう。
自然に囲まれた入浴は、最高だ。